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2021.11.22
大切にしたい3つのこと
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「未来がどんな世界になったとしてもサバイブする子を育てる」学校をつくりたいと考えはじめてから、大切にしたいヴィジョンや信念などを次から次へと書き出してみました。これがまた出てくる出てくる。
それらをギュッギュッと絞りに絞って、湘南ホクレア学園が「大切にしたい3つのこと」としてまとめてみたので、めっちゃ長いのですが、興味があったら読んでみてください。
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大切にしたいことの1つめは、
「世界中に仲間をつくる」というヴィジョンです。地球の裏側の人といつでもほぼ無料でビデオ通話のできる時代です。僕も今週末にペルーとポルトガルにいる友人とオンラインで忘年会をするのですが、ホント地球の裏側がかなり身近になったな~って感じています。
すでにビジネスは国内だけをマーケットとして考える時代ではないし、働く仲間だって日本人だけではなくなっています。今後は今以上に国境を感じることなく働く時代になります。
そうであるなら、世界中の学校とオンラインで繋いで、一緒にワークショップやフィールドワークをしながら国境を越えた友情を子どものうちから育んじゃおう!って。「色んな国の子たちと同じテーマで協働していったらどんなことになるんだろう?」と妄想は止まらなくなるし、学園を卒業する頃には世界のあちこちに友達ができてるって考えるとワクワクしてきます。
湘南の海からハワイの海へ。鎌倉の山からスイスの山へ。砂浜から砂漠に、トレイルからジャングルへ。仲間が世界中にいれば、どこにだって安心して行くことができます。
「世界中に仲間をつくる」
このヴィジョンを子どもたちと一緒に叶えていきたいな~と思ってます。
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大切にしたいことの2つめは、
「自分で決める」という信念です。子どもは何にでもなれるし、なんでもできる存在です。そして、その何かになるのを決めるのも、何かをやるのを決めるのも、やらないと決めるのも、大人ではなく子どもたち自身であって欲しいと考えています。自分で考え決めることが身に付いている子は、自分の周りで起きていることをジブンゴトとして捉えて行動できるようになるからです。
湘南ホクレア学園では学習指導要領をベースに国語や算数を学んでいきますが、教員による授業は原則行わないつもりです。教員(キャプテン)は一人ひとりの学習状況によって課題を与えますが、どのように学ぶのか、いつ学ぶのか、どのようにして学ぶのかは子ども一人ひとりが毎週初めに計画を立てて実行していきます。
大人の役割は、子どもたちが内発的に学びたいという気持ちになるよう心地よく学べる環境をつくることと、子どもたちが考え決めていく過程をフォローすること。そして学習のインストラクションをしていくことです。
ここでは子ども一人ひとりが主役。まさにホクレア(希望の星)です。先生や親が決めるのではなく、子どもたちが「意図を持って自分の意思で決める。その決定に責任を持って行動して、プロセスと結果を振り返る」。これらを繰り返しながら、なりたい自分へと自信を持って成長していってもらいたいです。
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大切にしたいことの3つめは、
「リミッターを外す」です。子どもの「やりたい!」と「学びたい!」は、子どもの才能開花の入り口です。だから本気で「やりたい!」と決めたことはもちろん、「ちょっとやってみたい」であってもどんどん体験させていこうと思ってます。
それが「宇宙に行きたい!」といった難しいことだったとしても、イーロンマスクへTwitter経由でメッセージを送ってアポを取ってみたり、お金が必要ならクラウドファンディングや起業をして費用をつくり出すチャレンジをしてみたり、その子の才能にリミッターをつけてしまわないよう実現方法を探って実行していきます。
もちろん僕ら学園スタッフだけでは難しことも多々あるでしょう。そんな時には、それぞれの世界で一流のスキルと経験を持ったカッコいい達人たちに助けてもらっちゃいます。リミッターを外して、子どもたちの「やりたい!」をたくさん実現していきたいです。
以上、
1. 世界中に仲間をつくる
2. 自分で決める
3. リミッターを外すこの3つを大切にサバイバーを育てていきたいです。
最後までお読みいただきありがとうございました!!