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コミュニケーションスキル
〈寺田昌嗣〉速読技術「フォーカスリーディング」開発者 / 教育者
漢字学習の達人
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〈達人授業:苦労せずに漢字を覚える方法〉
湘南ホクレア学園では、子どもたちの可能性にリミッターをつけません。
何かやってみたいことが出てきたり、何かしらの課題が出てきたら、その世界の達人に来てもらい、スペシャル授業やワークショップをしてもらっています。
そして、ここ最近、ホクレアキッズが口を揃えて言っているのが「漢字が嫌い〜」です。
僕自身、腱鞘炎になるくらい、何度も何度もノートに漢字を反復練習して学んできたひとりなので、その辛さと面倒くささが良くわかります。
そして、今の時代、昔のようにノートに向かって練習する必要はあるのだろうか?とも考えたりもします。とはいえ、この子たちも日本語の本やWebサイトを読んでいくだろうし、メールやチャットを使って日本語でコミュニケーションをとっていくだろうから、漢字が読めて、せめて正しく変換できる必要はあります。
そこで「漢字ヤダ〜」の苦手意識を取り除くために、今回〈漢字学習の達人〉としてホクレアにきて欲しいと寺田昌嗣さんにお願いして、わざわざ福岡から来校していただきました。
「繰り返し書く練習は、大変なだけで学習効果はないと研究結果が出てるんだよ〜」と話されたのは衝撃でしたが、その後、子どもたちに提案された学習方法が納得でした。
「え、それでいいの?簡単じゃね?」といった子どもたちの反応も素直で、すぐに取り掛かり始めた姿も衝撃的でした。〈大人の小学校:学びのスイッチの入れ方〉
そして、達人先生が来てくれたとき恒例の、保護者向け〈大人の小学校〉も行いました。今回のタイトルは、「学びのスイッチの入れ方」。
「どうしたら子どもたちは意欲的に学習するようになるのだろう?」「どんな学習方法が効果的なのだろう?」と、勉強嫌いや苦手な子にやる気のスイッチを入れてきた実践者の彼だからこそ話せる経験談とそこへの導き方を保護者に伝えてもらいました。
僕ら親世代が経験してきて、今も教育現場で行われている、反復練習、音読、そして宿題などが、実は学習効果がないという研究結果が出ていることすら知らず、驚きつつ、それじゃ「学びのセンターピンはどこにあるのか?」をとてもシンプルに教えてもらいました。それは今すぐに取り掛かれるものです。参加者全員、目から鱗状態。間違って伝わってしまうのも良く無いので、ここではその内容には触れませんが、今回の授業内容は多くの親や教育者に知ってもらいたいと思ったので、書籍化すべきだとお伝えしました。寺田昌嗣さんは、元高校教諭で、ビジネス書を1冊10分程度で読む速読技術〈フォーカスリーディング〉を10年近くかけて開発した方で、その著書がベストセラーとなった教育者です。
現在は、「一生懸命努力しているのに、正しい勉強の仕方、本の読み方を知らないがために成果が出ない…そんな悲しい思いをして、未来の選択肢を狭くしてしまう子どもを一人でも減らそう」と、科学的な学習法と読書法の指導方法の開発と普及に全力を注いでいます。